【初心者向け】FXって一攫千金狙うギャンブル？FXに対する間違った認識

この記事では、FXに対する間違った考え方、正しい認識について解説していきたいと思います。

FXを始める人のほとんどが、勝てる手法、高いレベルのスキルが必要と考えている人が多いと思います。実はこれは大きな間違いで、はじめに理解しておかなけれがばならないことがたくさんあります。

その一つがこのFXの正しい認識です。これを理解しおかないと、いくら高いスキルを身に付けたとしても日々変わる相場についていけずあっという間に資金を失ってしまいます。

まずは、初心者トレーダーや勝てないトレーダーのみなさん、この章を読んでFXに対する認識を改めていきましょう。

FXってギャンブル？

日々変動するマーケットで取引をするがゆえに、先のことはわからないというのが現実です。要人の発言一つで大暴騰したり、地震のような災害が起きたことで大暴落したりと、なにが要因で動くかわからないということから、ギャンブルであることには変わりないのかもしれません。

FXの世間のイメージ

これが世間のFXに対する認識だと思います。そうですね。先のことがわからない以上はあくまでもギャンブルなのかもしれません。

実際にFXで大負けをし、何千万という資金を失ってしまった人がいたり、莫大な借金を負ってしまったという人がいるのが事実でありほとんどの人が相場から負けて撤退しているのが現状です。事実、私も700万という損失を出し、借金までしてしまいました。

FXという世界は負け組9割、勝ち組1割と言われている本当に厳しい世界です。

こう言った事実がある以上、どうしてもFXというものにはネガティブワードが付きまといギャンブルだといわれてしまうんですね。

勝ち組1割はギャンブラー？

では逆にこういった視点でFXというものを見てみてはどうでしょう？

1割の勝っている人たちはめちゃくちゃ運の良いギャンブラーなのか？はたまた未来を予知する超能力者？

FXをギャンブルだというならこういうことになってしまいますよね？

こういったデータがあります。

日本には1億円以上を稼ぐ人が約23,000人います。この23,000人というのは日本の人口(約1億3000万人)の約0.017％なんです。

そこでどんな職業の人たちが一億円以上を稼いでいるのか見てみましょう。

第1位	FXなどトレーダー	約56％
第2位	大企業の社員	約31％
第3位	事業所得者	約8％
第4位	不動産所得者	約3％
第5位	音楽関係、作家	約1％

ほとんどのトレーダーが勝てないのはなぜなのか？

ではなぜ、ほとんどの人がFXで稼ぐことができていないのか？

結論から言ってしまいましょう！負けているトレーダーは自分からFXをギャンブルにしてしまっているからです。

FXでは、他の職種ではなかなか得られないであろう金額を稼ぐことができるのも事実としてあります。

故に夢を見てしまったり、ネット広告に惑わされてしまうのは仕方ないのかもしれません。

目先の利益や夢ばかり追いかけている

ではまず、どんな理由でFXを始めたのか？みなさんちょっと振り返ってみましょう。

今の現状に不満を持ち、何かを変えようとFXの世界に飛び込んでくると思います。

使う目的は違えど、お金を得るために始めるんです。

しかし、FXに対する認識が甘いがために宝くじのような一発逆転を目指してしまっているんです。

正しい知識も身に付けず、ハイレバレッジの無茶なトレードでトレーダー本人たちがギャンブルにしてしまっているんですね。

ネットの魔術

あとこういった理由もあると思います。

ネット広告などに出てくるFX関連の商材です。そういったものにはこんなことが書かれてますもんね。

そりゃあみんな勘違いしますよ。私もしました。

とりあえずはっきり言えることはFXはそんなに甘くないということです。

丁半博打のトレードをし、資金管理は一切しない

やはり、大きな理由としてはこれだと思います。

FXは、買うのか売るのかの2択しかありません。故に1/2の確率で勝てるだろうと思っている人が多いと思います。

しかし、エントリーのタイミング、損切りの位置、決済のタイミング、相場の環境、資金管理などいろいろなものが複雑に絡み合っているためにそんな単純なものではないのです。それが負け組9割の所以ですね。

正しい知識を身に付けて、高い技術を習得しないと勝ち続けるということは難しいということです。

FXに対する認識を変えよう

では、どうすれば勝てるようになるのでしょう？

やはり、まずは認識を変えることから始めなければいけません。

まずは、FXに対する認識を変えましょう。簡単にお金を増やせるとか、一撃で大金を稼げるとか間違った認識を変えていかないとまず、FXでお金を増やすことはできません。

「簡単」「一撃で」の言葉はFXの世界には存在しない

ここまでの話を聞いてもらってわかったと思いますが、簡単に稼げるや、一撃で大金を手にするのような言葉はあり得ないのです。

では、勝っているトレーダーはどのようにFXを認識しているか？

常に学ぶ姿勢を忘れない

勝っているトレーダーはかなりの勉強をしてきています。

高いお金を出して教材を買っていたり、たくさんの書籍を読んでいたりします。

また、勝てるようになるまでは常にチャートを見て、練習ソフトでトレードの練習を積み重ねています。

私自身も教材には50万円以上使いましたし、書籍も何冊も持っています。勝てるようになるまでは、毎日10時間以上チャートを見続けていました。練習用ソフトでも何度も練習しました。

▼トレードの練習を時短でしたい人はココ▼

コツコツと資金を増やすと認識している

勝っているトレーダーは一撃で稼ごうとはしません。当然ロット数の大きさによって１トレードで稼げる金額は変わってきますが、週単位、月単位、年単位でコツコツと増やすということを心がけています。

負けているトレーダーの特徴として、ハイレバレッジで資金率ギリギリのトレードをします。勝てば一気に増えますが、負けるときも一気に減らします。よって、資金は一向に増えることはありません。

しかし、勝っているトレーダーは資金管理を徹底しているので、負けても損が小さく勝てるときはしっかり利益を取りに行く損小利大のトレードをするので、コツコツ資金が増えていきます。

当然、長期で安定して資金を増やしていくことがトレーダーの仕事なら後者のトレードでなければいけませんね。

トレードの復習をしトレードノートをつけている

勝っているトレーダーは決して楽をしようとしません。

エントリーするときは、知恵熱が出るくらい相場の分析をしますし、決済後も、勝っていようが負けていようが必ず復習をして自分のトレードを振り返ります。

そして、トレードノートをつけている人が多いように思います。結局自分のトレードを言語化できない人は、適当なトレードをしているのと一緒です。なぜエントリーしたのか説明できることで、次につなげることができる再現性のあるトレードをしているということなのです。

FXは労働であると認識すること

FXはギャンブル的なイメージが強かったことや、情報商材のようなみんなが錯覚する文言が多かったために、あまり大変なイメージがないように思います。

実際、パソコンの前に座ってやるために『ゲームやってる感覚でしょ』っていう人もいると思います。

実はそんなことはなくほかの仕事と一緒ですごく大変なものだと思います。

このように他業種と同じように辛いこともいっぱいあるんです。

だから、ただお金を運用する投資とは違い、自分の体を資本として働く労働なんですね。

ただ、会社に勤めて働くよりは周りに気を使うことはないし、弁護士や医者を目指すよりはまだ難しくは無いと思います。

勝つことよりも負けないという意識を持つこと

どうしてもトレードしていると、勝てるポイントはどこだと躍起になってしまいます。そうすると勝ちにしか目がいかなくなってしまい、負けに対しての意識が低くなってしまいます。

そうすると、トレードできない相場環境でも手を出してしまったり、損切りしなければいけないところでも強制ロスカットされるまでポジションを持ち続けてしまったりしてしまいます。

資金を増やしたければ、勝ちよりも負けないを意識を持つことが重要になってきます。

そうすることで、無駄なトレードは無くなるし、損切りの位置をずらすこともないし、少しでも利益を残すことを意識できます。

まとめ【FXに対する正しい認識】

FXは負ける人が多く勝つ人が少ないために、ギャンブルだと勘違いされやすいですが、ちゃんと勝っている人たちがいるのでFXは歴とした仕事なんですね。ただ、はじめのうちは自分の体も時間も犠牲にしなければいけない労働、だということは忘れてはいけません。

たくさんのお金を得たいと思うことは何も間違ってはいません。ただ簡単に稼ぐことはできないのです。

FXっていうのはコツコツゆっくりお金を増やしていくものなので楽ではないということを認識しておく必要がありますね。